Entries

我慾原理主義による視野狭窄

全野




韓国における黄教授問題と、日本の姉歯問題は共に我欲至上主義の当然の帰結です。ユニクロ社長による政治妨害論も、同根の視野狭窄から発したものでしょう。

stop



社会発展段階から見れば韓国は日本と比べれば数年は後追いで発生する筈の、社会的問題が同時或いは先行発生している様に見えるのは、我欲原理主義・市場原理主義では韓国の方が先行しているからでしょう。自由原理主義はその自由度分だけ強力な「モラルハザード管理」を必要とするのです、最大限の原野境界には「垣根」に対して「ベルリンの壁」クラスの限界を作る必要が有るのです。本当に自由であれば一番簡単に欲しい物を手に入れる方法は、それを持つ者から「奪う」事です。そういう事をさせない為に「垣根」を十重二十重に張り巡らしてきた日本を、「構造改革」と称して原野に還したのです、起きるべくして起きた当然の帰結なのです。


これらの問題が起きる原因で一番大きな点は、制度上の「垣根」が無くなった事だけではなく、「垣根」を取り払う方便として「我欲原理主義」を奨励した事による「精神的な垣根」が壊された事でしょう。
人間には様々なタイプが居り、如何に自由を得られようと自律的に「垣根」を護る者もいれば、「垣根」が在っても無いが如く振舞う者も居るのです。そんな連中にとって「自由原野」は願っても無い環境な訳です。
何も、姉歯氏や黄教授が無法者だと決め付けるのでは有りません、寧ろ被害者であった可能性すら有ると思います、人々の中には周りの期待や圧力に異常に弱い人も居る筈ですから、しかし、その影には居たでしょう彼らに集って甘い汁を吸った確信犯連中がです。


「我欲原理主義」を本当に願い求め実行させた張本人は、表面的には見え無いところに居る筈です。少なくとも「我欲原理主義」の被害を受ける人々からは見え難い場所に居る筈です。そうでなければ直ぐに被害者にターゲットとされてしまうからです、一端ターゲットとされ周りを引っ掻き回されれば、「何を企み誰に何をしたのか」は隠しきれないでしょう、引きずり出されてリンチにもされかねません。日本では兎も角、他の国では起きても不思議ではないと思われます。その点から見れば小泉・竹中・ブッシュなどは、「使い走り」に過ぎないことになります。


「我欲原理主義」による社会的被害は今が始まりです、この数年間の悪影響の出だしに過ぎないでしょう、本確定な影響はこれから出てくるのです。眼を剥くような取り返しの着かない、「JR関西」の様に人命を奪うような影響が、様々な場所で様々な形でこれから続発するでしょう。それを如何に避け被害を受けない判断を下すかは、彼らに言わせれば「自己責任」なのです、決して「闇討ち」だなどと国の補償を求めてはならないのです、国は補償しては成らないのです。

fc2ランキング

スポンサーサイト

0件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

2件のトラックバック

[T73] イラン核攻撃が最終段階に

アジア太平洋資料センター(PARC) 2006/01/09 付けの北沢洋子氏の記事の紹介です。真偽の程はどうなのでしょう?気がかりではあります、まずはお読み下さい。以下 同記事転載以前から反戦派の間で米国がイランに対する核戦争を準備しているという議論が飛び交っていたが、こ

[T86] オーストリア首相、為替取引税(CTT)を導入を提唱

国際金融資本の破壊的な活動を抑止するために通貨取引税(CTT)の導入がトービンにより提唱され、国際通貨取引税(CTT)条約草案が作られている。目的は以下の3点である。〓為替市場と国際的な短期資本移動を抑制する。そのことによってこの税は金融市場を安定化させ、
トラックバックURL
http://kagee.blog23.fc2.com/tb.php/152-8a1fc024
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

プロフィール

★Hサイトからのスパムが激しいのでコメント&T/Bは承認制にしました、表示までに半日程度かかりますがご容赦下さい。

景山 恵司

Author:景山 恵司
FC2ブログへようこそ!


岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

オールタナーティブ・インテリジェンス

経済コラムマガジン2

最近の記事

ブログ内検索

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧

愛読書&最近読んだ本



貨幣の思想史

昭和恐慌の研究

働くということ

トービン税入門

イギリス経済思想史

21世紀の資本


月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: