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[T144] 「利潤なき経済社会」とは 

>貴殿の言われる「利潤なき経済社会」と言うのは何となくイメージすることはできますが、誤解の余地なく明確に把握し議論するためには、例えば次のような点をクリアに伝えるべきかも知れません。 >1.利潤の定義(通常は総収入-総支出。貴殿は違う意味で使っておられる。

[T145] 江戸期の経済と「利息」

前エントリー 経済社会にとって非合理な「利息」の前近代の「利息」についての補足です。日本も前近代まで利息取得を原則として禁止 ほんとにもう少し、詳しく教えていただけないでしょうか? 宗教的な禁止ではないので、けっこう利息付きの金貸しが行われていたのも現実で

[T146] 「利潤なき経済社会」の“経済論理”

「利潤なき経済社会」という予測を提示してしまったのだから、今さら躊躇う必要もないのだが、現状の経済問題を解消することが第一義だと考えている“微温主義者”としては、提示する政策が一人歩きすることを危惧しておりグランド・デザインを示すことに なお躊躇いがある
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貨幣の縛りー3

◆「間接金融はターボ装置」

貨幣を考える時忘れてならないのは銀行が果たしている「信用創造」と言う機能です。銀行だけが持つ「決済口座」が「実貨幣」の数十倍もの「仮想貨幣」を生み出します、市場が「好景気が継続する」と期待した時には過剰に、「不況になる」と判断した時には激減します。
端的な例がバブルの端境期に私達を襲っていますから判り易いでしょう、バブルの最中には銀行は預金残高の23~24倍もの貸付残高を誇っていました。それでもインフレは起きなかったのです、それ位わが国の生産効率は高いのです、或いは、生産から得た所得の内消費に回る貨幣が少ないのです、逆に言えば貯蓄率が高いとも言えます。しかし、バブルの崩壊後は一気に逆転します、「貸し渋り・貸し剥がし」等により過剰供給されていた「仮想貨幣」は激収縮します、それを見た市場は予防行動を採りますから更に市場の貨幣が激減してしまったのです。現金に拠る直接金融はこの様なターボ効果を持ちません、通常の乗数効果だけなのです何故なら融資時点で融資額相当の現金が必要だからです。

この現象を見て日銀が直ちに不足分の貨幣を生活市場に補充すればデフレは無かったのですが、当時既に新自由主義的政策による莫大な利益を享受していた勢力の抵抗でこれをしませんでした。その代りに遣ったのが企業&高額所得者減税です。この政策は更なる「不動蓄積」を増加させる事は明らかです、これが失われた10年の確定に大いに寄与しました。


◆「グローバル化と言う寄生経済」

現在では貨幣の基本的三機能の他に、人は貨幣の「増殖」と言う欠陥を見つけ出してしまいました。しかし、これは制度なのです、詰まり法律により違法行為とされていないだけなのです、ですから「欠陥」なのです。それもIT化を得て国と言う垣根を超えて、瞬時に地球上の何処へでも移動してしまいます、国境を越える資金の90%程は「生産・消費」に関らない投機資金ですから、其れだけ「貨幣の増殖機能」の齎す「生活経済」への「寄生」と言う被害範囲と深刻さを拡大してしまいます。

「生産≠貨幣≠消費」と言うバランスの崩れた状況では、「生産」部分では失業が、「貨幣」部分では「不動蓄積資金」の齎すインフレ或いはデフレが引き起こされてしまいます。
このような状況は自滅的ですし政治的に容認されませんから、「不動蓄積資金」は外の社会へ出ていかざるを得ません、少なくとも元の社会が許容される範囲の経済状態に戻るまでは、それ以上の「不動蓄積資金」は自分の首を締めることに成るのです。
「不動蓄積資金」の容認される資本主義は閉鎖環境では自ずとその活動に制約が在るのです、自然界に於て「ある種属」の増殖が餌の量に制限されるのと同義の制約が内包されます、即ち貨幣量は短期的には一定ですから、総貨幣量-不動蓄積=流通貨幣量で経済規模が流通貨幣量の減少に引き摺られます、貨幣が一点に蓄積されれば其の他の点には貨幣は無くなります。
その経済社会から一定量以上の貨幣を「不動蓄積資金」とすれば、その経済社会自体が崩壊壊滅してしまうのです。その為「不動蓄積資金」は新たな「餌」を求めて外部へ向わざるを得ないのです、其れが「グローバル化」の正体なのです、如何に美麗字句を並べようと理屈を付けようと変りようの無い事実なのです。
又、「不動蓄積資金」に取って自由主義の極限理想は「無政府」です、或いは、自らが全ての権力を握り「民主主義的義務」を負わない「独裁王」と成ることです。それには「各種義務を負う民主主義政府」は担いたくないでしょう、少なくとも民主的に決定された「法」の遵守を装わねばならず煩わしいだけです、政策的に「規制」と「国境」さえ無くしてしまえば「資本」にとって政府など無いのと同じです、自らの王国の中では自らが法となるのですから。その凶暴さは途上国でこそ発揮されます、途上国ほど民主主義は弱いからです、その痕跡はここで述べるまでも無いでしょう。
当然の事ながら、「不動蓄積資金」の持ち主にとって最も効率の良い増殖方法は実物経済での手間暇の掛かる「投資・生産」では有りません、貨幣其のものを取引する或いは商品投機市場などでの「安値買い・高値売り抜け」です。

以上述べてきましたが簡単に言えば、商品生産は3~6ヶ月も有れば倍増も可能だが、経済の血液と言われる貨幣の量は短期では増えたり減ったりはしない、定量である貨幣が何処かに偏れば他には無くなるのです。
従って、唯一のマクロ・コントローラーたる政府は貨幣が不動蓄積として死蔵される事態を避けるよう政策を実施しなければならないと言う事です。
06.10.08 一部修正・加筆
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[T144] 「利潤なき経済社会」とは 

>貴殿の言われる「利潤なき経済社会」と言うのは何となくイメージすることはできますが、誤解の余地なく明確に把握し議論するためには、例えば次のような点をクリアに伝えるべきかも知れません。 >1.利潤の定義(通常は総収入-総支出。貴殿は違う意味で使っておられる。

[T145] 江戸期の経済と「利息」

前エントリー 経済社会にとって非合理な「利息」の前近代の「利息」についての補足です。日本も前近代まで利息取得を原則として禁止 ほんとにもう少し、詳しく教えていただけないでしょうか? 宗教的な禁止ではないので、けっこう利息付きの金貸しが行われていたのも現実で

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「利潤なき経済社会」という予測を提示してしまったのだから、今さら躊躇う必要もないのだが、現状の経済問題を解消することが第一義だと考えている“微温主義者”としては、提示する政策が一人歩きすることを危惧しておりグランド・デザインを示すことに なお躊躇いがある
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