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TOYOTA 営業赤字 国際競争力

貪欲企業の代表たるTOYOTAが3月期に営業赤字を計上とのニュースを思い出し、又誰かが或いはどこかが書いているのではないかと思い検索してみました。

「人件費や仕入れ部品費の更なる削減により、生産性を向上させ、、国際競争力を回復し輸出量を従前に戻し更に増やさなければ成らない」と言う事に成るでしょう。
短い記事で其処までは書いていませんが「貪欲ビジネス」的には当然の結論でしょう。

http://car.nikkei.co.jp/news/business/index2.cfm?i=2008121511591c0

トヨタ、鋼板7年ぶり値下げ要求へ 鉄鋼大手に09年度分

 トヨタ自動車は新日本製鉄など鉄鋼各社に自動車用鋼板の値下げを要求する方針を固めた。世界的な自動車販売不振で鋼板需要が減り、鉄鋼原料価格も下落に転じる見込みのため。2009年度の購入分について3割程度(1トンあたり3万―3万5000円)の引き下げを求める方向だ。年明けから交渉に入るが、7年ぶりの値下げが実現する可能性が高い。他の自動車大手や電機・造船メーカーも値下げ要求に動くのは必至で、03年ごろから上昇を続けてきた鋼材価格は転換点を迎える。

 自動車メーカーと鉄鋼メーカーは年に1回価格を決め、トヨタと新日鉄の合意価格が相場の指標となる。トヨタは年明けからまず新日鉄と09年度分の本格交渉に入る。


キーワード 「TOYOTA 営業赤字 国際競争力」

やっぱり出てきました、当のTOYOTA会長の会見記事です、これ自体は2007年と少し古いのですが考え方は同じことです。
他にも可也の数で出てきましたが個人のBLOGでは取り上げるまでも無いので、日経産業新聞の記事を貼り付けます。

http://car.nikkei.co.jp/news/business/index2.cfm?i=2008032005392c0

張会長、円高に警戒感・自工会定例会見

 日本自動車工業会(自工会)の張富士夫会長は19日の定例記者会見で、急激に進んだ円高に対し「自動車に限らず、日本経済にとって悪い影響を与える」と警戒感を表した。自動車各社が、2007年度に収益に受ける影響を限定的としながら、円高傾向が続き、08年度以降について不透明感が広がるとの見方を示した。

 1990年代の円高局面と比べ「これまでの原価低減で競争力がついている」と述べ、当時のような影響はないと強調。輸入材料コストの低下などプラス要因は軽微にとどまり「厳しい状況で国際競争力が試される」と訴えた。

 円高・ドル安と並び米景気の後退懸念を挙げ、米新車販売も「足元で大型車の売れ行きが落ちている」と話した。ただ今年後半にかけては、回復する見通しを示し「07年(実績は1614万台)並みの1600万台で推移する」と述べた。

[3月21日/日経産業新聞]

これが「ミクロの経済主体」たる企業の、言い分・考え方 の代表でしょう。

生産性を向上させ、、国際競争力を回復し」の、ここで出て来る生産性とは国際競争力の為のものですから相対生産性なのです、詰まり「人一人の生産性+為替レートの合成」により決まる相対生産性と他国の相対生産性との比較なのです。
当然、国際競争力とは相対生産性(絶対生産性+為替レート)の比較と言う事になります。

ところが、人件費や仕入れ材料費の犠牲的低減により変化するのは、単に絶対生産性だけなのです。
絶対生産性がより高くなり輸出が増えると為替レートは円高に成ります、すると相対生産性は低下します。(為替レートは短期的には思惑の影響が大きく、中長期的には貿易黒字等の国際収支の影響が大きい)で、元の木阿弥に成ります。

従って、国際競争力を強化しようとする時、国民的犠牲によって成されたのでは単なる国民窮乏策に堕する事に成るのです。
その証明はブッシュ・アメリカの現状でも、小泉・竹中構造改悪・新自由主義政策による我が国の現状でも充分明らかに成っています、その過程で国内の極一部に貨幣の偏在が昂進してしまうのです。
なぜなら、「円」という貨幣の量は変わっていませんから、国民の犠牲分だけ誰かに集中するからです。そしてその集中した貨幣の多くは退蔵されます、その結果は更なる国内消費の低下です。
更に、退蔵貨幣は個人や企業により直接的・間接(銀行やファンド)的に投機市場に投入され、生活者経済に大打撃を与えます。

悪循環なのです。
この悪循環を新自由主義政府(マクロ)は法的担保を与えて推進しているのです。

個人や企業(ミクロ)が他人を犠牲にして貪欲を満たしても、制度内であれば合法なのですから仕方ないでしょう。
しかし、政府は制度自体を作るのですから「国民の犠牲」を悪循環させるような制度を推進して良いはずが無いのです。

                            by狂愚男


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1件のコメント

[C113] 企業努力

昔から、マスメディアで「企業努力」という言葉を聞くと
ザワっとしていました。殆ど強請りに近いのに、その肯定的な口調にひどく違和感を持っていました。

ところで話は変わりますが、当ブログへのコメントありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。



  • 2009-02-19
  • 投稿者 : magunajio
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