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丸川発言のおぞましさ!

丸川大臣をはじめとする一連の原発寄生族の、この様な発言が益々風評被害を拡大するのです!。
風評被害の基を作ったのは、政府・県等の行政と東電なのです。当初に被害を軽く見せたくて、嘘や誤魔化した数値を発表し、本当のことを隠蔽した事が今の不信感に繋がっているのです。又、福島県立病院や政府は未だに健康被害の実態を隠蔽しようとしています、これでは公表される数値や安全基準を信頼する事は全く不可能です。

安全だと言われれば言われるほど、不審に感じるのは当然でしょう。


毎日新聞2016年2月24日 東京夕刊


丸川大臣「除染の目標、何の根拠もなく決めた」 これが環境相の発言か!?。

言葉は時に人を傷つける刃物になる−−。丸川珠代環境相が、東京電力福島第1原発事故後に定めた除染などの長期目標を「『わーわーわーわー』騒いだ中で、何の科学的根拠もなく決めた」などと述べた時、その言葉が頭に浮かんだ。5年前の原発事故で約10万人が今もなお古里に帰れない現実が、この人の目には映らないのか。【葛西大博、小国綾子】


「その認識自体がアウト」「同じこと、福島で言えるか」

 「まさに環境相にとって最も重要なテーマが放射性物質の除染。その除染の長期目標の数値が、どういう経緯で、どういう根拠に基づいているかを十分に認識しないままで環境相が務まるはずがない。丸川氏の発言は、失言の類いではなくて、その認識自体がアウトなのです」

 こう話すのは、原発事故当時、官房長官だった民主党の枝野幸男幹事長。17日の記者会見で「丸川発言」の問題点について尋ねると、「大臣失格」と烙印(らくいん)を押す答えが返ってきた。

 発言要旨を基に問題点を考えてみたい。まず、除染の目標数値を「何の科学的根拠もなく、時の環境大臣が決めた」との部分。民主党政権が、自然放射線などを除いた通常時の年間被ばく線量を1ミリシーベルト以下にすることを長期目標として除染などを進めると決めたことに、丸川氏はかみついたのだ。

 この「1ミリシーベルト以下」という基準の根拠とは何か。国際放射線防護委員会(ICRP)は、放射性物質の影響が残る状況下での年間被ばく線量の目標について「1〜20ミリシーベルトを許容範囲」と勧告している。この範囲のうち最も低い値を民主党政権は除染の基準としたのだ。現在の自民党政権も変えていない。つまり荒唐無稽(むけい)な数値ではない。

 原発の危険性を40年以上にわたって指摘してきた元京都大原子炉実験所助教の小出裕章さんの話を聞こう。「被ばくはどんなに微量でも危険が伴うというのが現在の学問の定説で、できる限り低い方がいい。ICRPの勧告に従い、放射性物質汚染対処特措法に定めたわけです。日本が法治国家ならばその被ばくの限度を守ることは当たり前です」。環境相の発言だったことについては「環境省は被ばくを低減させることに全力を傾ける責任がある役所。それなのに困った人です」と、あきれるのだ。

 「丸川発言」を受けて、福島の人々の心境はやるせなさと怒りが交錯している。「地元の住民を動揺させるような不適切な発言はしないでほしい、という思いでいっぱい」と、南相馬市の桜井勝延市長は切り出した。

 「その『1ミリシーベルト』という基準のために我々はこの5年間、どれだけ振り回されてきたか分からないのに……」という言葉に徒労感がにじむ。「文部科学省が2011年5月、学校の敷地についても『年間1ミリシーベルト以下を目指す』という方針を突然打ち出したことで、我々現場は大混乱しました。それでも地元は国が決めた基準を信じて、除染を進め、それを達成してきたんです。それなのに不適切な発言で住民同士の不要な感情的対立をあおるようなことはしないでほしい」。古里に帰れるのか、否か−−。除染の長期目標の一つを取っても、被災地にはさまざまな意見があり、揺れていることを踏まえた発言だ。

 また、長野県松本市の講演での発言だったことにも触れ、「同じことを福島で言えますか? 現場に来て、現場で見て、現場で発言してほしい。そうすれば軽率な発言はできなかったろう」と語る。

 「根拠がない」との部分を問題視するのは、福島4区選出の小熊慎司衆院議員(改革結集の会)。「除染でも、食品の安全検査でも数字を基に『大丈夫だ』と確認しながら進めているのに、その数字に根拠がないとされたら信頼性がなくなってしまう。うかつな発言では済まされません。県民は怒っている」と厳しく批判する。

 発言撤回まで時間がかかったことにも小熊氏は憤りを隠さない。丸川氏は7日の講演後、衆院予算委員会で、事故当時の環境相だった民主党の細野豪志政調会長らに何度も追及されたが、発言を撤回はしなかった。「福島に関連する発言は全て撤回したい」と表明したのは、12日午後6時過ぎに環境省で緊急記者会見を開いた時だった。

 小熊氏は10日の衆院予算委で丸川氏の発言を追及した際、「(発言の)記録を取っていないので、私自身一言一句正確に把握していない」と発言を撤回しなかったことを念頭にこう語る。「撤回が遅かったことで福島のネガティブな情報が発信され続けた。福島県民を傷つけたのに発言のおわびだけで、時間がかかったことには謝っていない」

 「丸川発言」を聞いた作家の落合恵子さんは、南相馬市在住の詩人、若松丈太郎さんの詩「ほんのわずかばかりの」の一節が思い浮かんだという。

 <劣化ウラン弾で白血症になった少女の宙をさまよう視線の先にもほんのわずかばかりの想像力を><ほんのわずかばかりの想像力が変えることのできるものがあるのではないかと>

 「どうして政治家は『ほんのわずかばかりの想像力』すら持ち合わせていないのでしょうか」と落合さん。「東日本大震災からこの5年間にお会いした福島の方々、そして自宅に戻れずにいる方々のお顔、いただいた数々の手紙やファクスを思い出しました」。あの人が、この人が、丸川氏の発言を聞いてどんな思いをしたろう……と。

 とりわけ許せないのは「反放射能派」というレッテル貼り。「この呼称の中に、揶揄(やゆ)する響きはないでしょうか。うるさいやつらが『わーわー』やっている、というような。でも市民の一人一人が意見を表明する権利を持っています。自分と意見が違う人がいたとしても。いいえ、違う意見だからこそ、立ち止まり、真摯(しんし)に人々の声に耳を傾けることこそが、政治家の基本的な使命ではありませんか」と落合さんは言葉に力を込める。

 落合さんの言葉を聞いて思い出したことがある。丸川氏が、野党時代に「女ヤジ将軍」(テレビ局関係者)として注目を集めたことだ。とりわけ記憶に残っているのが、10年3月の参院厚生労働委員会での子ども手当法案強行採決の際に、委員長に向かって「愚か者めが」と叫んだヤジだ。その後、「この愚か者めが」と書かれたTシャツを自民党が販売するなど、話題を呼んだ。「愚か者」と切り捨てる態度や、「反放射能派」というレッテル貼りをする姿勢に、自分と意見の違う人の声に耳を傾けるという政治家の基本的な使命を感じられるだろうか。

 丸川氏は「福島をはじめ、被災者に心からおわびしたい」などと述べ、発言は撤回した。だが、これによって自らの言葉で傷つけた被災者の心が癒え、怒りが収まるとは思えない。環境相として本当にふさわしい人物なのかは、これからも問われ続ける。


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