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竹中大臣選挙演説への反論

「竹中平蔵 参議院選 選挙演説全文」

http://ubitoma.cocolognifty.com/ubitoma/2004/07/2.html

新橋その2
> 90年代になってから成し得なかったこと私たち間違いなく二つできたと思っています。
それは、不良債権をまず減らすことです。どの内閣も不良債権減らせなかったんですよ。だから90年代ずーっと変な変な変な経済がずっと続いてきた。しかしそれがこの二年間で半分になりました。もう、もう、もう一歩のところまで来ています。

◆ 今更論ずるまでも無く数年前に論破されている話です。不良債権を不必要に増やしながら、当然潰れなくとも済んだ筈の企業をも犠牲にし失業者を増やし、投機資本にチャンスを齎す処理を進めたもので、とても自慢できる話では無いのです。


> もう一つ、それは財政に頼らないで自律的に景気回復をさせるということ。これもどの内閣も成しえなかったんですよ。90年代を通して、100兆円以上の追加財政需要をやって、公共投資を増やして増やして増やして、それで一時的に良くなるけども、またすぐにだめになる。結果的に借金の山を作っただけだった。


◆ 90年代の各政権は財政出動をすると言いながら、財政再建を目指す事を繰り返したのです。片方で押しながら片方で引っ張ってきた為にデフレの流れを変える事が出来なかった。端的な例を挙げれば、財政出動と消費税UPによる財政均衡を狙った橋本政権でしょう。
小泉政権では「財政再建」を謳い文句に財政出動を掛けた、その証拠は小泉政権に成ってからの借金の増加を見れば明らかです、似たような事をしているに過ぎません。

「外交学院の江端平教授」(評論)

http://j.people.com.cn/2004/07/13/jp20040713_41258.html

又、今回の回復要因は輸出主導であり、30兆円を超える為替介入に拠る円レートの維持、付随的効果としてのその分だけ流通通貨の増加によるデフレ緩和に拠るので有って、「外的要因と、充て外れ」の「結果オーライ」に過ぎないのです。
「棚ボタ」と「計算外の付随的効果」を、我が手柄の如く謳う等、とても真摯な研究者の姿からは程遠いものです。

> 竹中のやり方でやったら日本経済はめちゃくちゃになる。そんな風に言っていた評論家、全部リストアップしたらどうですか。その人たちの意見を聞いてみたらどうですか。面白いじゃないですか、そういう企画も。

◆ 回復傾向は彼の遣った事の結果でない事は上で述べた所です。政治は「結果責任」だと言うなら其れまでですが、その間に彼の所為で不必要に、生活も家庭すらも破壊され、命さえ失った数万人の人達に聞かせてやりたい。

> 私のチームに入ってくれと言いました。著名な経済学者の何人かは、「この問題は解決できないから、何をやっても無駄だよ」と、そう言って逃げました。私はあなたと共に心中する気は無いと言って逃げた経済学者、いるんですよ。著名な。堂々といままたマスコミに出て偉そうなことを言っている人たちがいるんです。

◆ 是非、名前を言って欲しい、その本人の言葉で理由を語って貰いたい。
今、氏の姿を見て、彼らは自らの選択の正しさに感激しているでしょう。


新橋その3<不良債権問題>

> 当たり前のことを当たり前にやる。これが構造改革なんです。不良債権の処理も当たり前のことを当たり前にやるんです。まず、不良債権がどれだけあるか、ちゃんと隠さずに出せということです。こんなこと隠していても何もいいことないじゃないですか。

◆ 自由主義を言うなら政策介入による民間企業への干渉はしてはいけないでしょう。政府が権力を持ってすべきは政治・行政改革の筈だ。
其れは中途半端にほっておいて、献金集めに都合の良い「企業構造改革」「借金の増える財政改革」に邁進して来ただけでしょう。現在では政治はゼロサムゲームに成っています、或る選択に拠り「得べかりし利益の喪失」が起きれば、何処かで同額の「棚ボタ利益」が発生するのです。
問題は其れが特定勢力、或いは、特定個人に渡っているのでは無いかと言うことです。事実が判明するには相当の時間が掛かる為、継続検証が困難である事と判明した時には手遅れである事が多いのです。其れだけに、事前に公正な調査・準備が欠かせないのですが、十分であったとは言えません。
その証拠として、倒産や自殺者の激増を齎した結果から見て、トンでも無い規模の(人命と引き代える程の)棚ボタ利益が何処かに発生した筈です。竹中氏は自らその所在を明らかにしてもらいたいものです。

> 重要な点は、まず今の金融再生プログラムをしっかり作りましょう、しっかりと完成させて実行しましょう、でもこれは不良債権ですから、あくまでもいわば負の遺産、過去から背負った負の遺産をなくすという話だけなんです。

◆ 金融企業は民間です。本当の「自由主義」政府が介入すべき問題ではない。ご都合自由主義でピンポイントにチャンスを与える政策を取っているに過ぎないでしょう。更に負の遺産を処理させるのに、新たな負の遺産が発生する方法を強制したのです。確かにこんな政策は、小泉・竹中コンビにしか取れなかったでしょう、其れは認めます。


新橋その4<郵政民営化>

> 国鉄を民営化して国鉄がなくなりましたか?なくなりませんよ。国鉄を民営化して、新幹線より便利になったではないですか。あれ以降まったく値上げしないんですよ。民営化する前、たくさん補助金を国は国鉄にいれていた。いまJRは一部だけれどもちゃんと利益をあげて税金を払うようになりましたよ。

だから、民営化すると、郵便局がつぶれるとか地域によってはサービスがいかなくなるとか、これはもう完全に最初からタメにする議論なんです。

◆ 国鉄民営化はインフレ(供給不足)の時に行われたので有り、更にその結果地方によっては生活交通に多きに支障を来している。何処を見るとこんな話に成るのか、東京だけが日本では無い。
郵政にしてもこんな認識で民営化すれば、地方の郵便システムは破壊されるでしょう。民営化自体に反対するものでは有りませんが、時期と方法は慎重に検討の上民営化による悪影響に十分配慮する必要が有るのです。そうでなければ「公正な国民福祉」等画餅に過ぎなくなるのです。ここで問題として改革すべきは、「寄生」の排除であって「公正な国民福祉」では無いのです。
受益者負担と言えば聞こえは良いでしょうが、生活必需インフラの受益者負担は国土・人心の荒廃を招き、社会の安定を損なう事はアメリカを見れば明らかです。

> 郵政の民営化で大事なことがもう一つあるんです。これは、郵便貯金というのは、240兆円。みなさん、日本の4メガバンクありますよね。あの預金の合計額いくらですか?200兆円ちょっとなんですよ。つまり、4メガバンクをあわせたよりももっと大きな、国営貯蓄金融機関が日本にあるんですよ、資本主義の日本に。変だと思いませんか?
これやっぱりちゃんともっと市場メカニズムの中で、ちゃんとした金利もつけて、ちゃんと支払いもやって、そういう風にしていこうではありませんか。その時に、郵政というのは、

(・・・同じオヤジが年金の話を怒鳴りちらしてヤジる)

もっともっと郵便というのは考えられたらいいと思いますよ。ちょっと静かにしなさいよ、アンタ!他の人は聞いてるんだから黙ってろっっ

◆ 資本主義に拘る必要など無いのです、目的は国民経済が健全に円滑に運営できれば良いのであって、目的と手段をすり替えるのは誤魔化しです。
強いて言う、国営貯蓄金融機関の効率が悪い?公明性に疑問?それこそ「行政改革」の必要性の証明でしょう。何故先に遣らないのですか、デフレによる混乱したこの時期に敢えて民営化を進めなければ成らないのか、答えには成っていません。

自民党派閥系統図

http://www3.plala.or.jp/KakuhouARC/92zusetsu3.htm

派閥抗争次元の思惑

http://www014.upp.sonet.ne.jp/torks/jap/jap04.htm

弱小派閥出身の小泉氏が党内の勢力バランスを変える為、最大派閥の集票力や集金力を破壊する狙いの一環としての選択とすれば、不適当な時期・方法による強引な改革も、納得できるのです。

> そして、皆さんは郵便というと、郵便を送るということしか考えていないかもしれないけど、ものを運ぶというのは世界的なものですよ。でも郵政は国内しかやっていない。あれどうしてもっと中国に進出したり韓国に進出したりしないんですか。国際業務を展開すればいいではないですか。そういうことを含めて、民営化すればできるんです。そのことの、大きな制度設計をこれからやっていこうということなんです。これは実は小泉総理しかできません。
民主党は、郵政民営化反対。

◆ 「郵政民営化」を進める目的は何でしょうか?目的と海外進出と如何結びつくのでしょうか?論点のすり替えでしょう。其れで無くとも最近は「貿易収支」に比べ、「所得収支」の伸びが大きいのです、間も無く逆転するでしょう。物なら未だ労働の結果ですから一般国民に幾分かの所得を齎しますが、国内労働を伴わない「所得収支」が伸びても一般国民には見返りは無いのです。経済担当大臣が、敢えて国民をミスリードして如何させようと言うのでしょうか。

国際収支統計

http://www.boj.or.jp/set/04/set_f.htm

「所得収支」の伸びでも為替レートは円高に向かいます、その結果は企業流出、詰まり雇用流出に繋がります。既に資産を蓄積している主体(企業や個人)は持っている「お金」の実質価値が上がるのですから歓迎でしょうが、働いて得た所得で生活する主体にとっては、弊害の方が破滅的に大きいのです。


新橋その5<年金問題>と<賭ける思い>

情報不足に付きコメントは無し。

ゆびとま


by怒・怒・怒狂愚男


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