Entries

韓国も古典派理論の弊害

何処の国も市場原理、競争至上主義に毒されて居るようで、我が日本の現状と共通の欺瞞が溢れています。





モーニング・コリア 5/25 No1251





●【経済】朴昇総裁「経済に愛国心ない..経済老化を憂慮」





 朴昇(パク・スン)韓国銀行総裁は24日、経済に愛国心を期待してはいけないと指摘し、最近、韓国企業が海外に出て行くのは韓国内の投資条件が劣悪なためだと指摘した。





 また、韓国経済に老化の兆候が現れているとして、「若い経済」に戻すために努力を傾けなければと強調した。



 朴総裁は、ソウル市内で講演し、「経済は冷酷な法則によって回っている」とし、「経済で愛国心ということはない」と語った。






ここまでは良いでしょう個人的な感想に過ぎませんから、問題はこの後です。





● さらに「韓国経済は現在、危機とチャンスに同時に直面している」とし、「国内企業が外国に投資することを非難できない」とし、「開放経済時代にこのような現象は、我が国の投資条件がそれだけ劣悪だということを示すものだ」と説明した。





この表現ですと、韓国国内企業には投資資金が滞留して居る訳です、しかし、「国内には新たな投資に見合う潜在消費は無い」、と見ている事に成ります。日本も似たような状況なのです。





さて、三面等価の原則を思い出して下さい。此れは「原則」と成っていますが開放系経済にとっては、運営目標に過ぎないのです無管理状態で放置すればいとも簡単に、市場資本主義の欠陥により崩れるのです。政府によるマクロ経済運営を、この「三面等価」を維持する様にすれば経済は順調に行くと言う事なのです。





国民総生産 = 国民総所得 = 国民総消費、ですね。貿易収支を無視すれば、企業に滞留する投資資金は、二つ目の<国民総所得>の一部なのです、此れが海外に投資されれば、「国民総所得 > 国民総消費」と成って三面等価の原則が崩れてしまい、国民総生産 = 国民総所得 > 国民総消費、と言う経済縮小循環に成ってしまいます。





この状態に陥る原因は「国民総所得」の中に、「消費」し切れない程の「分配の偏在」が有るからです。こう言う状態を出現させない経済運営の目安が、「三面等価の原則」の維持なのです。





● 朴総裁は「我が国と中国を比較すれば、賃金は私たちが10倍、土地価格は4倍、税金は2倍にもなるなど、投資条件が全般的に良くない」として、「強硬路線で労組が粘っているのも、国内投資をより一層振るわなくさせている要因だ」と分析した。





これは「為替レート」の影響であり、更には韓国政府のマクロ政策が市場原理に偏った結果なのです、決して労働者の待遇や其の要求の所為では有りません。国内投資環境が悪いのは、本来労働者に分配され消費に回る筈の企業収益が、不動蓄積化している事の査証でしかないのです。政府がこう成らないように、マクロ経済政策を選択しなければ成らないのです。





● 朴総裁はまた、経済の老化現象を事前に予防することが重要だと力説した。

「老化した経済は低成長と高物価、社会不安の増加などが混在した経済をいう」としながら、「人口増加も停止状態にあって、高齢化も急進展するなど、韓国経済のあちこちで老化現象の兆候が出ている」と指摘した。



 さらに、「経済老化現象が現実となれば、労働力の減少によって生産力が落ち、消費の低下で、経済の活力も衰える」とし、「出産を奨励できる社会的インフラをそろえて、韓国経済を『若い経済』に戻さなければならない」と語った。<連合>






投資先に困るような不動蓄積をさせてはいけない、不動蓄積が進行すればするほどリセッションは激烈に成ります。其れを予想させれば少子化などの自己防衛が表面化して来るでしょう。



                                 by狂愚男
スポンサーサイト

0件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://kagee.blog23.fc2.com/tb.php/82-63d993af
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

プロフィール

★Hサイトからのスパムが激しいのでコメント&T/Bは承認制にしました、表示までに半日程度かかりますがご容赦下さい。

景山 恵司

Author:景山 恵司
FC2ブログへようこそ!


岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

オールタナーティブ・インテリジェンス

経済コラムマガジン2

最近の記事

ブログ内検索

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧

愛読書&最近読んだ本



貨幣の思想史

昭和恐慌の研究

働くということ

トービン税入門

イギリス経済思想史

21世紀の資本


月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: